仕事を知る
水道は、私たちが毎日安心して暮らすために欠かせない大切な仕組みです。
蛇口をひねると水が出るのは当たり前のように思えますが、その裏では、水道管を設計し、工事を管理する人々の努力があります。
私たちの仕事は、この水道の仕組みを作り、維持し、次の世代へとつなげていくことです。

備陽工業所の仕事は、大きく分けて
- 施工管理
- 設計・オペレーション
の2つの業務があります。
どちらもチームで支え合いながら進めるため、一人で仕事を抱え込むことはありません。
また、仕事内容は「指示を出す仕事」であり、肉体労働ではありません。従来の「きつい・汚い・危険(3K)」のイメージとは異なり、成長できるやりがいのある仕事です。
「水道工事」と聞くと下水道のイメージを持たれることが多いですが、私たちが関わるのは飲み水などの上水道の工事です。地域の暮らしを支える重要な役割を担っています。
入社後に初めにする仕事
まずは現場を
「見る」「聞く」
「体感する」
施工管理の仕事
施工管理の仕事は、大きく分けて「工程管理」「安全管理」「品質管理」の3つがあります。
工程管理
工事を予定通りに終えるため、作業の進み具合を確認し、遅れが出ないように調整します。もし遅れが生じた場合は、作業員の手配やスケジュールを見直します。
安全管理
事故を防ぐために、毎朝のミーティングで作業内容を確認したり、機械の点検や作業員の体調管理を行います。
品質管理
工事が設計通りに進んでいるか、基準を満たしているかを確認し、より良い仕上がりを目指します。
施工管理のやりがい

施工管理は、現場の「指揮官」として工事を進める仕事です。
自分が管理した現場が完成し、形になった瞬間は大きな達成感を感じます。また、工事はチームで進めるため、仲間と協力しながらプロジェクトを成功させる楽しさも魅力の一つです。
設計・
オペレーション
設計・オペレーションの仕事では、工事をスムーズに進めるための準備や、完了後の報告業務を担当します。
お客様対応
民間企業や市役所の担当者と打ち合わせを行い、施工に関する計画や見積もりを進めます。
施工図面の作成
仕様書に基づいて、CADソフトを使い図面を作成します。
各種報告書の作成
工事写真帳や給水管位置記録表などの報告書を作成し、自治体に提出します。
設計・オペレーションのやりがい

設計から完成までの全工程に関わることができるのが、この仕事の魅力です。
自分が作成した設計が実際に形になったとき、大きな達成感を感じられます。また、地域の人々が安全に水を使えるよう支える仕事として、大きな責任感を持って取り組めます。
1日の仕事の流れ
施工管理のとある1日
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8:00
出勤後、パソコンで一日の作業内容(仕様書・設計図など)を確認
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8:20
材料の確認と確保
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8:40
現場に到着し、地元住民へ挨拶、交通誘導員に指示、地下埋設物の確認など安全管理業務
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9:00
現場工事スタート、作業を行いながら進捗状況を記録するための写真撮影
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12:00
昼食(近くの飲食店が多い)、コーヒー休憩
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13:00
工事再開、作業を行いながら進捗状況を記録するための写真撮影
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16:00
現場の片付けを行う
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16:30
帰社。写真の整理。工程の進捗状況の確認
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17:00
退社
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17:30
自宅に到着。明るいうちに庭の草抜きや家の用事などを行う
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19:00
家族と一緒に夕食。食後はテレビを見たりケータイでゲームをしたりリラックスタイム
設計・オペレーションのとある1日
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8:00
出勤、パソコンのメールや施工管理アプリでお客様との情報のやり取り、新規案件の確認など
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8:20
CADソフトを使用して図面の作成、役所へ提出する報告書類の作成
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12:00
お昼ご飯(持参)、パソコンで動画を見たり昼寝などをして休憩
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13:00
役所へ報告書類の提出、お客様先へ訪問して作業内容や仕様の打ち合わせ、警察署へ行って道路使用許可の申請など(午後の訪問先は2~3件程度が多い)
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16:00
会社に戻って書類の整理・メールチェック・電話でお客様とのやり取りなど
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17:00
退社
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17:30
自宅に到着。スマホを見たりしてのんびり
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18:30
家族と一緒に夕食。食後は家族で団らん、テレビを見たりスマホを見たりしリラックスタイム
キャリアパス・成長の流れ
- 入社後数年間は、仕事を覚えるために
現場作業 - 2〜3年程度でインフラの仕組みのような
基本的なことを理解 - 一人で仕事ができるようになる
- 現場管理者、管理職、そして将来的には
経営者になる可能性